青空文庫テキストを実際にInDesignタグに変換する手順を動画として撮影してみた。ステップは10以上あるが、ほぼ確実に青空文庫の見出しや字下げ、ルビ、傍点をInDesignの段落スタイルや文字スタイルに置き換えることができている。文章でいろいろと書くよりも、動画で見る方が早い。
最初はルビしかInDesignタグに出来なかった。というのは、テキストフレームに貼り込むと文字スタイルは反映しても段落スタイルは反映できなかった。フレームグリッドに配置しなければならないと気がついたのはだいぶ後からだった。それまではルビだけタグにし、本文はInDesign上で段落スタイルを適用していた。これでは多少は効率的であっても、希望したレベルではなかった。
フレームグリッドに配置すると段落スタイルのタグが反映することがわかったので、見出しや字下げは簡単に段落スタイルタグに変換できた。記述方法にルールがあれば、InDesignのタグに変換するのはまったく難しくない。あとはInDesignタグであることを宣言してテキストをInDesignに配置すればよい。注意すべきことは配置するときに[グリッドフォーマットに適用]をオフにしておくだけ。
外字の処理は少し面倒だった。外字をInDesignタグで読み込むときはタグでユニコードを指定するが、青空文庫では基本的にJIS X0213の面区点で記述してある。面区点をユニコードに変換しなければならない。ところが面区点の記述が省略されていて、それを補正してからユニコードへの変換が必要となる。
ユニコードに変換するには変換テーブルが必要になる。ところがいろいろと検索してみたものの、JIS X0213の面区点からユニコードに変換できるテーブルは見当たらなかった。そこでコード表を探してきて自作した。面区点をタブで区切ってユニコードに変換するというものだ。それでテキスト内の面区点もユニコードもInDesignのタグに変換できる。
一番ややこしいのは、外字にルビを適用するときだ。といっても外字はたいていがルビがついているので、面区点もユニコードの注記も正しくルビが反映しなければならない。無理矢理漢字を追加することでなんとか対処できた。簡単に言うと複数のパターンを想定してルビをつけるということである。
なんだかんだ言っても実際に動画を見ていただく方が早い。
■ 作成手順を説明したYouTube動画は下記をご覧ください。
手順についてはマニュァルを作成する。マニュアルは出来ていないが、検索置換ファイルとサンプル用のInDesignテンプレートを用意した。検索にはJedit Xが必要で、InDesignはCS6になっている。ご興味があればこちらからお申し込みいただきたい。とりあえずマニュアル以外の検索置換ファイルとInDesignのテンプレートはすぐにダウンロードいただけるので、動画の手順を実際に試していただけるようになっている。なお、今回は無料のサンプルはご用意していないのであしからず。
◆青空文庫テキストをInDesignタグに変換して配置する方法
http://bit.ly/17X1Rut
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