InDesignでドキュメントを作成するメリットには、スクリーンブラウズ用のPDFの作成が容易だということががあります。ドキュメント上で、スクリーンブラウズに必要な設定を行えるのです。
従来であれば、ページ物のドキュメントは印刷するために作成したわけですが、現在では、印刷すると同時にPDFファイル化することも多くなってきました。印刷用等データと同時にPDFファイルも必要とするケースが増えてきたのです。
ということは、ひとつのドキュメントから印刷用に使うと同時に、Acrobatで閲覧するためのPDFも作成しなければなりません。そのための機能がInDesignには盛り込まれているのです。
Acrobatで開いてPDFを見るときには、ただ単にPDFであればいいというわけにはいきません。モニタで閲覧しやすいような機能を活かしたPDF を作成する必要があるしょう。章やトピック・見出しは、そのままAcrobatの「しおり」に反映されて欲しいものです。またページ間リンク、とりわけ目次からのリンクは不可欠です。また、URLの埋め込みや索引があればそれから各ページにリンクしたいものです。
InDesignは、そういうスクリーンブラウズ用に必要な機能を、AcrobatでするのではなくInDesign上で行い、PDF書き出しするときに、そのままそれらの設定を「しおり」や「リンク」にすることができます。もし、Acrobatで「しおり」や「リンク」をひとつひとつ設定していれば、ドキュメントを修正して再度PDFを作成したときは、もう一度「しおり」や「リンク」を付け直すしかありません。
InDesignでは、Acrobatでの作業がほとんどいらないだけでなく、目次機能で作成した目次をそのまましおりにでき、マスタページ上のハイパーリンク設定をページに反映させることができます。ただし索引は、単語を登録して自動生成可能ですが、残念ながらPDFには正しく反映されません(「4-4 索引のハイパーリンクはAcrobatで処理する」を参照)。
タグ:InDesign,PDF
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