2011年09月27日

InDesign 2_PDF読本3-4 詳細設定でカラーは変換せず透明は統合する1

カラーは変換せずCMYKのまま書き出す

 PDF書き出しで印刷用のカラーのコンポジットPDFを作成するには、まず、CMYKのデータはCMYKのままで書き出される必要があります。確実に CMYKの数値でPDF化するには、カラー設定をオフにすることです。カラー設定がオフになっていれば、CMYKのカラーが変更されることはありません。

  しかし、InDesignの優れたところは、このカラー設定を使いこなすことです。カラー設定をオンにしたときでも、プロファイルによって変更されない、つまり、CMYKで指定したまま出力されたり、あるいはプロファイルを適用してターゲットのカラースペースに変換できることが望ましいことになります。

InDesign_PDF3-4-1.gif

 カラーが変換されるかどうかは、実際にInDesignからPDFを書き出してみればわかります。InDesign上で指定した塗り設定と、 Photoshopから書き出したいくつかの画像データ、そしてIllustratorのファイルを同じ網点設定にして同時に書き出してみます。ここでは「グレー40%」の網点を貼り込みますが、もしプロファイルが適用されて書き出されると、「グレー40%」はプロファイルが埋め込まれて、色が変化します。

 また、書き出したPDFをAcrobat 5.0で開いて、環境設定の[カラーマネージメント]で「CMYK」のプロファイルを変更したとき、表示色が変化するときは、プロファイルは埋め込まれていません。

 PDF書き出しの「先のプロファイル」ではどのような設定になっていても、[ICCプロファイルを含む]をチェックしない限り、PDFにプロファイルが埋め込まれることはありません。ですから、カラー設定で「カラーマネージメントを有効にする」をチェックしていても、[ICCプロファイルを含む]をオンにしない限り、書き出したPDFのカラーが変わってしまうということはありません。

オーバープリントは特色には適用されない

 [カラー]の[オーバープリント処理]というのは、オブジェクトを選択してプリント属性のパレットで[塗りオーバープリント]もしくは[線オーバープリント]をチェックしたオブジェクトを出力するとき、オーバープリントをサポートしたPostScriptプリンタからオーバープリントのまま出力するための設定です。書き出すPDFにオーバープリントを反映させるときは、ここをチェックします。

 ここをチェックして書き出したPDFをAcrobatで開くと、プリント属性パレットでオーバープリントを設定したInDesign上のオブジェクトはオーバープリントされていることがわかります。

 ただし、[オーバープリント処理]は特色には適用されません。特色はCMYKに変換されてしまうのです。かけ合わせのカラーの特色では、オーバープリントを適用することはできません。また、プロセスカラーでも、かけ合わせのデータはオーバープリントできませんので注意が必要です。

InDesign_PDF3-4-12.gif

 したがって、ここでオーバープリントを適用できるのは、CMYK単色のカラーのみで構成されたオブジェクトのみです。

 


タグ:InDesign,PDF
posted by jink0222 at 21:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign 2_PDF読本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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