2011年09月27日

InDesign 2_PDF読本3-2 印刷用のPDFでは圧縮はしない方がよい1]

「自動」で圧縮すると画像はJPEG圧縮される

 印刷用のデータは、基本的には圧縮しない方が確実です。圧縮せずにすむのであれば、圧縮しないに越したことはありません。といっても圧縮しなければ、膨大なファイルサイズになってしまうことがあるので、便宜上圧縮しているわけです。

  また、圧縮率の高いJPEGでは、「最高品質」にしておけば圧縮時の劣化があまり目立たないこともあって、広く使われてきました。しかし、レイアウトソフトにJPEG圧縮したものを貼り込み、PDF書き出しでもさらに圧縮を行うと、画質の劣化が目立つこともあります。もっともいいのは、貼り込みデータも書き出しの設定でもJPEG圧縮を使わないことです。

InDesign_PDF3-2-1.gif

 しかしPDFのままインターネットなどで入稿する場合は、JPEG圧縮せざるを得ないときもあります。その場合でも、貼り込み画像は圧縮せず、PDF書き出し時に一括して圧縮するほうがいいでしょう。この方法であれば、画質の劣化は目立ちにくいからです。

 InDesignのデータ書き出しでする[PDF書き出し]の圧縮設定では、解像度をコントロールするサンプリングの変更、「JPEG」か「ZIP」の圧縮の方法、そして圧縮の品質が選択できます。[プレス]のデフォルト設定では、サンプリングは「ビキュービックダウンサンプル」、圧縮は「自動」、品質は「最高」になっています。「ビキュービックダウンサンプル」はPhotoshopでいうバイキュービックダウンサンプルのことで、ダウンサンプルするときに、集約するピクセルの数値を加重平均を用いて算出します。また、InDesignにはサンプリングしきい値の機能があり、指定した解像度の1.5倍以上に対してダウンサンプルを適用するようになっています。

 圧縮では「JPEG」か「ZIP」を選択できますが、それ以外に「自動」「なし」もあります。[プレス]では「自動」が選択されていますが、これを選択すると、カラーが急激に変化しているカラー画像には「ZIP」が適用されるとなっていますが、いくつかのサンプル画像で試してみると、ほとんどのカラー画像は「JPEG」で圧縮されます。ですから、実際に「自動」を選択すると、ほとんどがJPEG圧縮されると考えた方がいいでしょう。

 印刷用の設定としてPDFを書き出すときは、もし可能であれば、サンプリングは「なし」、圧縮も「なし」にします。圧縮してファイルサイズを小さくしなければならないときは、圧縮しない画像を貼り込み、PDF書き出しの圧縮設定で「ビキュービックダウンサンプル」、解像度は「300から350」DPIとし、圧縮で「JPEG」、品質を「最高」にします。

 モノクロ画像も同じようにサンプリングを設定し、圧縮の設定を行います。モノクロでは、いくつかの圧縮設定がありますが、いずれも劣化しない方式なので、圧縮率はそれほど高くはありません。

 また、「テキストおよびラインアートの圧縮」は「ZIP」で行います。これも劣化しないので、オンにしておいていいでしょう。

 


タグ:InDesign,PDF
posted by jink0222 at 21:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign 2_PDF読本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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