2011年09月27日

InDesign 2_PDF読本1-4 OpenTypeフォントもPDF書き出しで埋め込みできる1

OpenTypeの種類と書き出し方の違い

 PDFで扱うフォントフォーマットには、OpenTypeフォントもあります。OpenTypeフォントは、ユニコードに対応し拡張された字形を持っていますが、Macintoshで利用するときは、ATM 4.6.2が必要となります。その場合は、フォントはOS固有のエンコーディングを持つフォントとして扱われることになります。したがって、OSやATM の制限の中でOpenTypeを利用する場合は、ほとんど価値がありません。OpenTypeの拡張された字形を使うのであれば、InDesign上で利用しなくてはなりません。

  アプリケーションでOpenTypeフォントを使うときは、原則的にPostScript CIDの「83pv」もしくはTrueTypeの「90pv」 のエンコーディングが代用されます。

 ここでは、Illustrator 9.0で保存したPDFと、Distiller 5.0でPDF化した場合を比較してみます。なお、Distiller 4.0はOpenTypeに対応しておらず、そのまま利用すると、OpenTypeは平成角ゴに変換されて扱われます。

 さて、OpenTypeといっても、いくつもの種類があります。まず、Adobe Japan1-4のフォントとMac OS X 10.2にバンドルされているAdobe Japan1-5(APGS)があります。また、Adobe Japan1-4は同じ字形を持った互換性があるフォントですが、ロールアップの方法は各メーカーで異なる可能性があります。ここでは、InDesign にハンドルされるAdobeの「小塚明朝 Pro-L」とフォントワークスジャパンの「FOT-マティス Pro-M」とモリサワの「A-OTFリュウミンPro R-KL」、Mac OS X 10.2のヒラギノ明朝W3(ver7.10)を比較してみましょう。なお、小塚明朝 Pro-Lフォントはアプリケーションサポート内、それ以外のフォントはフォントフォルダにインストールしてあります。

フォントを埋め込むとそのままPDF化される

 まず、Illustrator 9.0で書き出したPDFでは、小塚明朝 Pro-Lは外字が化けていることがわかります。これは、アプリケーションサポート内にあるIllustratorが書き出すときのエンコーディングが TrueTypeの「90pv」になるための現象です。FOT-マティス Pro-Mとヒラギノ明朝W3は、エンコーディングは「83pv」で書き出され、正しく表示されています。

InDesign_PDF1-4-2.gif

 フォントが埋め込まれた場合は、PostScript CIDやTrueTypeフォントと同じで、埋め込みフォントとしてそのまま扱います。そのため[プリフライト]では認識できても、[フォントの検索]では認識されません。そして、PDF書き出しすると、Acrobatのフォント情報では、オリジナルフォント名にエンコーディングが付加され、エンコーディングは「Identity-H」となります。

 Distillerで作成したPDFではどうでしょうか。Distiller 5.0では、すべてのフォントで外字が正しく表示されています。フォント情報でもエンコーディングはそのまま「Identity-H」になっていて、 InDesignのデータ書き出しでPDF化すると、そのままレイアウトもフォント情報も維持されて書き出されます。

 OpenTypeを埋め込んだPDFを扱うとき、基本的にはDistiller 5.0でPDF化した方がいいでしょう。Illustrator 9.0でPDF保存するとき、OpenTypeフォントは必ずシステムフォルダ内のフォントフォルダにインストールしておきます。外字が正しく書き出されれば、作成されたPDFのレイアウトが維持されるので、OpenTypeフォントを利用したPDFであっても、InDesignに貼り込んで利用できます。

InDesign_PDF1-4-1.gif

 


タグ:InDesign,PDF
posted by jink0222 at 20:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign 2_PDF読本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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