2011年09月27日

InDesign 2_PDF読本1-2 埋め込まれないフォントもPDF化では再埋め込みされる2

Illustrator 9.0の埋め込まないPDFを貼り込む

 Illustrator 9.0では、PostScript CIDは「83pv」で、TrueTypeは「90pv」で書き出されるので、外字が文字化けするわけではありません。また字体切り換えの文字も再現されています。

  この PDFをInDesignに貼りこんでみると、[フォントの検索]や[プリフライト]では、Illustrator 8.0のPDFと同じダイアログが現れます。PostScript CIDのPostScriptフォント名は正しく認識されていて、Illustrator 8.0では正しく認識されていなかったFW-マティスCID-Mも[プリフライト]でステータスが「OK」なっています。

 ここからデータ書き出しでPDFを書き出したとき、外字も含めてテキスト情報は再現され、切り換え字体も埋め込まれて処理されます。ただし、 Acrobatで開いてフォント情報をみると、Illustratorから書き出したエンコーディングがそのまま利用されていることがわかります。

InDesign_PDF1-2-2.gif


Distillerで作成したPDFを貼り込む

 Distillerでもフォントを埋め込まないPDFが作成できます。たとえば[CJKScreen]などを選択すると、日本語フォントは埋め込まれません。ここではカラーマネージメントタグを外した[CJKScreen]に準拠した設定で作成したPDFを使います。

 作成したPDFを開いてみると、あろうことか、DFP華康明朝体W5は埋め込まれてしまっています。しかも、エンコーディングは「90msp」であり、WindowsのTrueTypeのエンコーディングが用いられています。

 DistillerでPDF化しているので、PostScript CIDの外字も正しく表示され、切り換え字体も維持されています。これは、InDesignに貼り込んだプレビューでも再現されています。

 OSAKAのエンコーディングが「Identity-H」にならないだけで、基本的にはエンコーディングは「Identity-H」で処理されています。

 埋め込まれてしまったDFP華康明朝体W5以外は、[フォントの検索]や[プリフライト]もIllustrator 9.0のPDFを貼り込んだときとほぼ同じで、データ書き出しでPDF化しても、すべてのフォントが埋め込れたPDFになります。

認識できないフォントは平成明朝に置き換わる

 埋め込まれていないPDFのフォントがInDesignの認識可能なフォントフォルダになく、InDesignが認識できない場合はどうなるでしょうか。もちろんその場合は、再埋め込みできません。

 すでに埋め込まれているフォントは、認識できなくても埋め込みは維持されますが、InDesignで認識できないフォントは当然InDesignで埋め込むことできません。その場合は、平成明朝W3として埋め込まれないままPDFが作成されます。

 


タグ:InDesign,PDF
posted by jink0222 at 20:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign 2_PDF読本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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